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【新人PT向け書籍】『できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のこと』レビュー

2022年4月7日

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【新人PT向け書籍】『できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のこと』レビュー

2022年4月7日

今年から理学療法士になった!成長したいけど何か良い本ないかな

新人を指導するんだけど新人に必要な知識が書いてある良い本あったかなあ

悩んでるセラピスト

この本が気になるけどもどんなことが書いてあるのかな

考えてる人

この記事ではそんな疑問や悩みを解決します。

この記事の内容

  • できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のことの特徴
  • できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のことの内容紹介
  • 特徴と内容まとめ

それではどうぞ。

『できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のこと』の特徴

本の積み重ね

・内容は浅く広く

本書は新人理学療法士に向けてまとめた1冊です。

実際の現場で新人が抱えがちな課題を解決できるよう、役立つ内容となっています。

基礎知識や技術・働き方・キャリアアップまで115のテーマをコンパクトにまとめてありました。

約50名の著者で作ったとのことで広い内容を網羅しているため、1つ1つの内容自体は2~4ページ程度の浅めとなっています。

・治療以外のことも載っている

チーム

先ほども少し触れましたが、この本は理学療法の知識だけではなく、仕事をする上で大切な他職種との事や、働き方やキャリアアップについても掲載されています

個人的に参考になった内容としては他職種との関わり方や患者説明など日々の仕事を円滑に進める上で必要な知識です。

他の理学療法士向けの書籍ではあまり学べない内容が掲載されており、12年目の僕でもとても参考になりました。

・QRコードで動画視聴ができる

QRコード

文字だけでは伝わり切れない内容も動画だとわかりやすかったりします。

特に治療などは動画が伝わりやすいですよね。

全ての内容が載っているわけではないですが、項目ごとに動画がありました。

時間もそれぞれ数分~数十分くらいなので、昼休みやスキマ時間などちょっとした時間に視聴することができるためおすすめです。

『できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のこと』の内容を一部紹介

リハ場面での問診、情報収集のコツ

情報収集のポイントとしては必要な情報を最短時間で集めることです。

情報収集を最短時間で行うには所属先の特徴を知ることが必要です。

所属先で担当することが多い疾患をリストアップし問題点になる部分を事前に把握することで効率よく情報を収集することができます。

問診の目的は患者のニーズを知ることです。

問診では患者さんに聞きたいことをわかりやすく伝えることが大切です。

分かりやすく伝えるコツとしては、

  • 医療用語を使わず、簡単に説明する
  • 問題点の結論から話す
  • 実際の動作をふまえて説明する
  • 今後の見通しを説明して納得してもらう

です。

カンファレンスで心がけるべきこと

カンファレンス

他職種と協力して行うカンファレンスでは理学療法士からの意見が求められます。

他職種と円滑に意見交換ができるように要点を確認しましょう。

カンファレンスでの理学療法士の主な役割は「リハビリの進捗報告」、「予後予測を含めた、患者の動作能力の伝達」、「患者の生活に対する提案・依頼」です。

 それぞれの立場や状況で、必要としている情報は異なります。

「今自分に求められている情報は何か」を明確にしましょう。

運動学習のイロハ

運動学習は学生新人の頃に勉強しましたが何だか難しいですよね。

運動学習は簡単に言うと「習熟」であり、習熟に至るまでには「反復」、「フィードバック」、「練習方法」の3つの要素が重要です。

タバコ巻きの研究ではタバコを巻く速さがそれ以上速くならないプラトーになるまでに300万回の反復が必要でした。この回数を歩行に例えると、1日2万歩を300日繰り返さなければいけません。

この「ただの反復」は正直なところつらいものであるため、継続するためにセラピストの支援が必要です。

具体的にやる気を引き出すための方法としては、褒めるなどの「フィードバック」や反復回数を少なくするために「練習方法」の難易度を調整するなどです。

『できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のこと』の特徴と内容まとめ

ひらめき 本

今回は『できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のこと』について紹介しました。

その特徴としては

  • 内容は広く浅く
  • 治療以外のことも載っている
  • QRコードで動画視聴できる

です。

本書は新人や若手、指導する立場にある先輩方にもおすすめの書籍となっています。

内容は網羅的であるため広く浅くなっていますが、勉強のとっかかりとしてはとても良い本だと思います。

新人理学療法士が入職後初めて読むには取りかかりやすい1冊です。

患者さんの知識はもちろん働き方まで書いてあるためとても勉強になる本です。

僕も本書を読んでみて日々の臨床でつい忘れがちになっている基礎や病態など振り返って再度整理することができました。

医学書で5000円以下は安い方ですし、ぜひ手に取ってみて下さい。

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また勉強する上でおすすめなのがリハノメという動画配信サービスです。

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臨床の悩みを解決するためのヒントが盛りだくさんです。

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考えてる人

最後まで読んでくださりありがとうございました。

ではまた。

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