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『コンサル1年目が学ぶこと|大石哲之』の要約・レビュー

2021年8月29日

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『コンサル1年目が学ぶこと|大石哲之』の要約・レビュー

2021年8月29日

ゆーたか

コンサル1年目が学ぶことの要約が知りたいなー。

悩んでるセラピスト

社会人1年目としての基礎的なスキルを身につけたいな。

考えてる人

今回はそんな疑問に対して答える記事です。

この記事で分かること

●コンサル流話す技術

●コンサル流思考術

●コンサル流デスクワーク術

●コンサル流ビジネスマインド

それではいってみましょう。

『コンサル1年目が学ぶこと』の基本情報

まずは『コンサル1年目が学ぶこと』の基本情報についてみていきます。

『コンサル1年目が学ぶこと』 基本情報

書名:コンサル1年目が学ぶこと

著者:大石哲之

出版月:2014年7月30日

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

定価:1,650円(税込)

著者である大石哲之さんのプロフィールはコチラです。

著者 大石哲之さん プロフィール

1975年東京生まれ。慶応大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)、株式会社ジョブウェブの創業をへて、株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役(現職)、株式会社タグボート監査役(現職)、一般社団法人日本デジタルマネー協会理事。現在は、ビジネスコンサルタントとして、経営の支援や、創業などにかかわる一方、海外に移住し、場所・時間・国家にとらわれないライフスタイルを実践し、作家、ブロガー活動を通じて情報を発信している。-Amazon著者情報より抜粋-

コンサル1年目が学ぶというのは、職種や業界を問わず今後も役立つ普遍的なベーシックなスキルということです。

今回はコンサルとはあまりなじみのないリハビリ職種である私が読んでみて参考になった点をまとめてみました。

『コンサル1年目が学ぶこと』の要約

それではコンサル1年目が学ぶことの内容を4つのパートに分けて要約します。

  1. コンサル流【話す技術】
  2. コンサル流【思考術】
  3. コンサル流【デスクワーク術】
  4. コンサル流【ビジネスマインド】

では順番に見ていきましょう。

『コンサル1年目が学ぶこと』要約①コンサル流【話す技術】

(1)結論から話す

 「まずは結論から話しましょう。」

これは多くのビジネス書などで書かれているので、みなさんも1度は聞いたことがあるかもしれません。

結論から言うことで物事はシンプルに明確になりますね。

それによって短い時間で相手に必要なことを伝えられることができます。

結論から話す方法論として PREP 法(プレップほう)というものがあります。 

PREP 法というのは 

PREP 法

Point   結論 

Reason    理由付け 

Example  具体例

Point   結論を繰り返しで締める

というものです。 

仕事で普段話すときや、質問に答えるときなど、PREP法で結論から話していましょう。 

(2)相手の期待値を把握する

ビジネスをする上で1番大事なものは何か?

こう問われたらあなたはどう答えるでしょう。

著者の大石哲之さんが聞いたコンサルタントは全員一致で「相手の期待を超え続けること」と答えたそうです 。

それだけビジネスにおいて「相手の期待値を超え続けること」は基本となります。

若手社員の場合はまず上司の期待を超え続けることが重要になってきます。 

相手の期待値を超えるためにはまず、相手の期待の中身を把握する必要がありますよね。

求められていないことに時間を使っても評価されません。

まずは相手が何を期待しているかを正確に把握しましょう。

相手に期待を把握するためにはやはりコミュニケーションのスキルが必要になってきます。

特に傾聴というスキルが大事になってきます。

傾聴については別の記事でも説明しているので参考にしてみてください。

相手が期待する中身が分かったらそれを絶対に外さない。

相手の期待値のちょっと上を常にに達成していくようにしましょう。

要約②コンサル流【思考術】

雲雨傘

(1)雲雨傘論理

黒っぽい雲が出てきたので

雨が降り出しそうだから

傘を持ってった方がいい。 

これは事実と解釈とアクションの区別をつけることのたとえ話です。 

事実:空を見ていると雲が出ている。

解釈:曇っているから雨が降りそうだ

アクション:雨が降りそうだから傘を持っていく

ここで大切なのは事実と解釈とアクションの3つをきちんと区別することです。

なぜなら、事実と解釈が混同したり一部を省略してしまうと、筋の通らない論理になり相手に伝わらないからです。

事実と意見をきちんと区別して提示する。

事実、解釈、アクションをきちんと区別し、「だから何?」「どうしてそうなるの?」の答えを明確にしましょう。

(2)仮説思考

「もしかしたらそうじゃないか?」と、間違っててもいいので予想出来る範囲で仮説を立てる思考が大切です。

なぜかというと、仮説がないと結論が出るまで時間がかかりすぎて非効率だからです。

あらかじめ仮説を立てておくことで、調べるべきポイントを絞り込めていれば、効果的な効率的なリサーチをすることはできます。

ある仮説に対する検証作業としてリサーチを行います。

もし仮説が間違っていたなら、リサーチしたものからまた新たな仮説を考え直します。

このようにして仮説→検証→フィードバックのサイクルを高速で回しましょう。

仮説→検証→フィードバックのサイクルを高速で回すことで問題の本質へ効率よくせまることができます。

要約③コンサル流【デスクワーク】

(1)最終成果物から逆算して、作業プランを作る

作業の進め方として、最終成果物から逆算して、作業プランを作るというものがあります。

仕事を始める時点で、すでに最終成果物、最終アウトプットの骨組みを作ってしまうということです 。

最終アウトプットをまずイメージして、設計してそこから必要な作業を逆算して作業に落とし込む。

ゴールから逆算していまを考えるという方法ですね。

例えば、パワーポイントで発表するのであれば、タイトルだけをどんどん書いて、アウトラインを作っていきます。

そうすることで、スライドの中身を埋めるためには何を調べるべきか、どんな情報が必要かがおのずとわかるようになります。

ゴールから逆算して考えるというのはリハビリでも大事ですね。

要約④コンサル流【ビジネスマインド】

お金

(1)ヴァリューを出す

ヴァリューとは、「付加価値」を意味します。

相手に対する貢献ができ、相手が価値があるものと感じたなら、その仕事にはヴァリューがあるということです。

ここで大事なのは、仕事の価値を決めるのは自分ではなく相手であるということ。

自分のやりたいことではなく相手が何を求めているかが重要です。

相手が価値を感じなければどんなに時間を費やして努力しても自己満足に過ぎません。

新人だから難しいと考えるのではなく、目線が貢献するべき他者のほうを向いている限りあなたの仕事には価値があるのです。

リハビリでもセラピストの自己満足の治療法を行うのではなく、患者さんに必要である適切な治療を提供する必要がありますよね。

『コンサル1年目が学ぶこと』の感想

ビジネスマンとして基礎力が凝縮された良書でした。

本書の内容はコンサルタントだけではなくどんな職種でも役に立つ的なスキルでした。

失敗例も豊富なのでの社会人の方が読んでもあるあると思われるエピソードがたくさんあります。

とくに若手ビジネスマンは得るものが多いと思います。

またリハビリに活かせる点も多々ありました。

患者さんの疾患や状態によってはどうしても結果が出ないことはありますが、考え方として期待値やヴァリューなどの意識を持っていく必要があると思いました。

また仮説思考というのはリハビリをする上では基本となる考え方になりますので、とても大切だと思いました。

『コンサル1年目が学ぶこと』まとめ

『コンサル1年目が学ぶこと』まとめ

  • コンサル流話す技術

     結論から話す

    相手の期待値を把握する

  • コンサル流思考術

    仮説思考

    雲雨傘提案の基本

  • コンサル流デスクワーク

    最終成果物から逆算して、作業プランをつくる

  • コンサル流ビジネスマインド

    ヴァリューを出す

この記事で紹介できたスキルはほんの一部です。

本書には記事で書ききれないスキルがまだまだもり沢山でした。

どんな職種の人でも、社会人何年目でも

ビジネスの基礎力を高めたい方は1度本書を手に取ってみることをオススメします。

 

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考えてる人

ここまで読んでくださりありがとうございました。

ではまた。

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