こんにちは。ゆーたかです。
こんな悩みをお持ちのあなたにこの本をオススメします。
グレッグマキューン著『エッセンシャル思考』
この記事と本を読むと、
優先順位が明確になりやるべきことに集中できる。
あれもこれも頑張りすぎて今まで時間に追われていたのが楽になった!
嫌な事をする時間が減るため、自分の時間が増えて好きな事に時間を割けた!
仕事を定時で上がって、家族との時間が増えた!
自分の得意分野が確立され職場でも一目置かれる存在になった!
となるかもしれません。
こっちもわかりやすいです。
エッセンシャル思考の漫画版ですね。
それではいってみましょう。
Contents
エッセンシャル思考のポイント
とても簡単に説明すると、エッセンシャル思考とは「より少なく、しかしより良く」を実践するための思考方法です。
数ある事象のなかから重要なものを選択する。
不要なものは捨てる。
意思や努力に頼るのではなく、仕組み化してより重要なものに集中する。
という流れになります。
エッセンシャル思考とは
エッセンシャル思考とはどういうものでしょうか。
それはこの一言に集約されます。
『より少なく、より良く』
エッセンシャル思考は、より多くのことをやりとげる技術ではない。
正しいことをやりとげる技術だ。
自分の時間とエネルギーをもっとも効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果を上げるのが、エッセンシャル思考の狙いである。
エネルギーの使いどころを必要最小限にすることで、いちばん重要なものごとにおいて最大の成果を上げているのだ。
現代社会ではやるべきことがどんどん増えてどれが重要なのかわからなくなっています。
そしてあれもこれもとがんばり続けるのだけども、成果が上がらず、忙しいまま。
エッセンシャル思考はそんな多くの事柄の中から本当に自分にとって大切なものを選んでいき、そこに全集中。
そうすることで、自分の力と時間で最大限の成果をあげることができるのです。
エッセンシャル思考を理解するための3つの考え方
では大切なものを選ぶためにどうするか?
以下の3つの考え方があります。
・選択
・ノイズ
・トレードオフ
これはエッセンシャル思考の基礎となる考え方です。
順に説明していきますね。
選択 選ぶ力を取り戻す
私たちは、時間とエネルギーの使い道を選ぶことができる。
だからこそ、トレードオフを引き受けることも必要になる。
今までの経験によって選ぶことを忘れた人は無力感に襲われます。
自分の意思がなくなり、他人から言われたことをただ黙々と実行することになります。
しかし、エッセンシャル思考の人は選ぶ価値を理解し、大切に実行します。
選ぶ権利を手放すことは、他人に自分の人生を決めさせることになるからですね。
自分の人生の優先順位を考え、選ぶ力を取り戻しましょう。
ノイズ 大多数のものは無価値である
“万物の大半はほとんど価値がなく、ほとんど成果を生まない。
少数のものだけが非常に役立ち、大きな影響力を持つ。”
80対20の法則(パレートの法則)というものがあります。
これは、成果の80%は努力の20%に起因するという説だそう。
努力の量と成果は比例しないで、本当に価値のあることに対して力を注いだら、結果は注いだ力以上のものとなるということですね。
トレードオフ 何かを選ぶということは、何かを捨てること
トレードオフから目をそむけても、トレードオフからは逃れることはできない。
トレードオフとは何かを引き換えに何かを得ること。
ハガレンでいう等価交換の事ですね。
分からない人はすみません。
あれもこれもと欲張っても、結果はどれも中途半端になってしまうということですね。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
だからこそ自分にとって大切な事を見極める必要があります。
エッセンシャル思考の人は「どの問題を引き受けるか?」と考えます。
引き受けた問題に対して、全力を注ぐことができるので解決(達成)します。
何かを成し遂げようと思ったら、何かを捨てなければならないのです。
エッセンシャル思考を実践するための3つのステップ
ではエッセンシャル思考をを実践するためには以下の3つのステップで行います。
- 見極める
- 捨てる
- しくみ化する
これらはひとつの輪のようにつながり合っています。
日頃からこのサイクルをまわしていけば、得られる成果はどんどん大きくなっていくでしょう。
見極める技術
多数の瑣末なことのなかから、少数の重要なことを見分ける。
エッセンシャル思考の人はそうでない人よりも多くの選択肢を検討します。
何かに手を出す前に、幅広い選択肢を慎重に検討します。
そして「これだけは」ということだけ実行する。
見極めることこそが、エッセンシャル思考の神髄です。
本当に重要なものごとを見極めるために必要なことは5つ
- じっくりと考える余裕
- 情報を集める時間
- 遊び心
- 十分な睡眠
- 何を選ぶかという厳密な基準
このなかで個人的に大事だなと思ったのが、「何を選ぶかという厳密な基準」です。
この本では90点ルールというものを取り入れています。
『絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである。』
どうしてもやりたいことではない限りすべてのことは断りましょうと。
なかなか厳しい基準ですよね。
今まで頼まれたことをすぐにイエスと言って、断れなかった自分に伝えたいです。
捨てる技術
選ぶことができたら今度は多数の瑣末なことを容赦なく切り捨てていきます。
ただ断るというのは言うのは簡単だけど、いざ人の前で断るのは気まずいし難しいですよね。
上手にノーと言うための技術があります。
個人的にオススメだなと思う断り方を抜粋しておきます。
とりあえず黙る
何か頼まれごとがあってもすぐにイエスと言わずにとりあえず、5秒黙りましょう。
そして沈黙が続くと気まずいですよね。
その雰囲気で相手が察してくれることもあります。
そして後で検討しますと返答しましょう。
すぐにイエスというよりも断りやすい空気になります。
予定を確認して折り返します
直接断りづらい場面は多いですよね。
しかし、メールであれば相手の顔を直接見ないので、断る時の精神的な負担が少な目でオススメです。
何かを頼まれたら、その場でイエスと言わずに、「予定を確認して折り返します」と返答。
後日、「今は忙しくて、夏の終わりごろはいかかでしょうか。」とメールを送れば断りやすいです。
どの仕事を後まわしにしますか?
上司からの依頼って断りづらいですよね。
簡単にノーというのが難しければ、その上司にもトレードオフを意識してもらいましょう。
たとえば、「わかりました。ではこの仕事を優先してやります。今抱えている仕事のうち、どれを後まわしにしましょうか?」
と言ってみましょう。
しくみ化の技術
何かをやりとげるには、強い意志が必要だとよく言われる。
だが、エッセンシャル思考のアプローチは違う。
努力と根性でやりとげるのではなく、すんなり実現するようなしくみをつくるのだ。
無駄な作業に費やす時間が減る分、じっくりと計画を立てて、事前に障害を取り除くことができる。
非エッセンシャル思考の人は、努力と根性でやりとげようとします。
ですが、エッセンシャル思考の人は、なるべく努力や根性がいらないように、自動的にうまくいくしくみをつくります。
いったんやるべきことを決めたら、それを無意識に実行できるようにするのです。
それではしくみ化の技術を獲得するためのコツは3つあります
- ボトルネックの削減
- 小さな一歩を積み重ねる
- 習慣づくり
です。
ボトルネックの削除
短時間で大きな成果を上げるにはボトルネックをさがせばいいそうです。
ボトルネックというのは瓶の細い部分で、一番通りにくいところ。
つまり、システム全体の足かせになっている部分だそう。
他のあらゆる部分の性能を高めても、ボトルネックが残っていたら全体の性能はほとんど上がらないということだそうです。
逆にボトルネックを一度改善するだけでそれ以上の成果が得られるのです。
エッセンシャル思考の人は目の前の症状に惑わされず、どこが本当の問題なのかを見極めようとします。
本当に必要なところに一度だけメスを入れる。
これは問題解決にかぎらず、最小限の努力で最大限の結果を得るためのやり方です。
たとえば、自分のボトルネックがブログ記事を100%の完成度で出さなきゃいけないと思い込んでいるとします。
しかし、それではいつまで経っても投稿できません。
完璧じゃないとダメだという考え方から、兎に角スピードを重視することで、どんどん投稿でき、その結果、より成長できたり。
完璧主義だといつまでたっても行動できないのでハードルを下げて行動を促す感じですね。
小さな一歩を積み重ねる
毎日1センチずつでいいから、より良い未来に近づくことをやろう。
心理学の研究によると、人間のモチベーションに対してもっとも効果的なのは「前に進んでいる」という感覚だそう。
小さくても前進しているという手応えがあれば未来の成功を信じて進み続けられる力になります。
「日々のささやかな進歩」こそがやる気を引き出し、高いパフォーマンスを可能にするのです。
最初から完璧を求めて高望みをしても途中で挫折してしまい何も残りません。
少しずつでもいいから結果を出し、地道な成功を積み重ねた方がずっと生産的ですよね。
小さくてもコツコツと積み上げる。
むしろ続けるためには最小限の進歩で十分なのです。
そして、きっと気づいたら大きな成果になっています。
習慣づくり
本質的な目標に向かう行動を習慣づけてしまえば、無意識のうちに目標達成できる。
習慣をつくる段階で少しだけ努力すれば、あとは勝手にうまくいく。
どんなことでも練習を重ねていけばどんどん簡単になっていきます。
では良い習慣はどうすれば身につくのでしょうか。
習慣には「トリガー」「行動」「報酬」の3つの要素があるそうです。
習慣を変えるには3つ要素のうち、特にトリガーに着目します。
トリガーとは、ある行動を自動的に呼び起こすためのきっかけです。
例えば、通勤帰りにコンビニを見かけたらつい寄ってケーキを買ってしまう。とか。
そして悪い習慣を変えるにはまずトリガーを見つけて、別の有益な行動と結びつければいいそうです。
コンビニを見つけたらダッシュしたり、コンビニでサラダチキンを買ったり。
また、習慣づくりはひとつずつ行うべきです。
それが定着してから次の習慣に取り組みましょう。
まとめ:エッセンシャル思考の考え方と実行
「エッセンシャル思考」とは“より少なく、より良く”生きるための思考法です。
エッセンシャル思考の基礎となる3つの考え方がありました。
- 選択:選ぶ力を取り戻す
- ノイズ:大多数のものは無価値である
- トレードオフ:何かを選ぶことは、何かを捨てること
ですね。
そして、エッセンシャル思考を実行するための3つのステップとして
- 見極める
- 捨てる
- しくみ化する
がありました。
僕はエッセンシャル思考を読んでみて、これは一生かけて身につけていきたい考え方だなと思ました。
よりよい人生を歩むための必読の書だと思います。
人生が変わるかもしれないと思えば千円なんて安いものです。
より良い人生を歩むための一歩をこの本から踏み出してみてはいかがでしょうか?
漫画版もわかりやすいのでぜひ。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
少しでも参考になっていれば嬉しいです。
ではまた。